キーワード「家族の休暇」を検索した方が、写真を保存した場所を記憶しておくよりはるかに簡単に行うことができますが、キーワードや検索を効果的にするには、覚えやすい方法で写真にキーワードを追加する必要があります。例えば、キーワード「家族の休暇」を画像に割り当てて、「家族旅行」を検索しても、検索は何も返さず、必要なものを見つけることができません。

画像に多くのキーワードを追加する前に、どのようにキーワードを使用するのかをよく考えることをお勧めします。Corel AfterShot Pro には、キーワードの作成や整理に役立つキーワード階層およびキーワードセットなどの機能があります。

Corel AfterShot Pro はキーワード階層に対応しているので、キーワードのサブカテゴリを作成することができます。例えば、キーワード「犬」と「猫」 (子キーワード) を「ペット」 (親キーワード) の下に、または「母」と「父」を「家族」の下に作成することができます。キーワード階層ではキーワードを組織化して、画像のカテゴリの検索を簡単に行えるようにします。キーワード マネージャーを使用して、またはキーワードセクションにセミコロンで区切ったキーワードを入力することにより、キーワード階層を作成することができます。

3 つの上位キーワード グループ「クライアント」、「主題」、「ジャンル」を作成します。次に、作業している各ジョブの「クライアント」グループに新しいサブキーワードを追加し、「件名」の下に「都会」、「風景」、「ポートレイト」、「顔写真」などのエントリを追加します。「ジャンル」の下に、「セピア」、「ハイキー」、「黒白」、「銀残し」、「ハイ コントラスト」、およびその他画像処理や写真ジャンルを自由に追加します。新しい撮影からの画像のインポート時に、キーワード「クライアント;スミスの結婚式」を割り当てます。画像の編集および最適化時に、「主題」のキーワードを追加します。複数の画像のバージョン (一部はセピア、一部は黒白) を作成し、「ジャンル」キーワードでこれらのバージョンをタグします。

これで、「スミスの結婚式」の一部として撮影された画像や、「ハイキー」画像のすべてを速く検索することができます。または、スミス家結婚式で撮影されたポートレートのハイキー画像を検索します。

階層の特定レベルのすべてのキーワードは独自である必要がありますが、個々の階層で同じキーワードを使用することができます。従って、「クライアント」の下に「John Doe」を、「主題」の下に「John Doe」を作成することができます。これにより、John Doe が撮影した画像と John Doe 用に撮影した画像を区別することができます。「John Doe」の検索を実行して両方の画像を見つけることができます。

キーワード セットはキーワード グループを簡単に表示するので、画像セットを使用する場合に有効です。類似したキーワードを 1 つのセットにグループ化して、そのセットを[キーワードセット]セクションに表示できます。つまり、キーワードセクションに毎回入力するのではなく、キーワードセット セクション内でこのセットをクリックするだけで、簡単にキーワードを割り当てることができるのです。キーワード セット内のキーワードは、キーワード階層内のいずれかから得ることができます。例えば、休暇旅行に一緒に行った家族全員、目的地の名前、その撮影に関連したその他内容を含んだキーワード セットを作成することができます。

複数のキーワード セットを切り替えることができます。例えば、内輪の結婚式の撮影写真の場合、家族セットを使用して人を指定し、結婚式セットに切り替えて一般的に結婚式の撮影に割り当てる花嫁、花婿、披露宴、花束などのキーワードを適用します。

キーワード マネージャーでキーワード セットを作成することができます。