画像をレタッチして保存する : 画像の傷とオブジェクトを除去する
 
画像の傷とオブジェクトを除去する
[クローン ブラシ] ツールや [オブジェクト除去] ツールを使用して、画像の傷とオブジェクトを除去することができます。[クローン ブラシ] ツールを使用すると、画像の別の部分で上から重ねてペイントすることで、画像の傷とオブジェクトを除去することができます。同じレイヤー、画像内の別のレイヤー、結合された画像、または別の画像のレイヤーの一部をペイント元にすることができます。
[クローン ブラシ] ツールを使用して、左側の写真から壁のひび割れを除去しました。
周囲の領域の色やテクスチャが相当に均等であれば、[オブジェクト除去] ツールを使用して、オブジェクトを除去することができます。このツールは、[クローン ブラシ] ツールと同様に除去する領域を指定し、領域を覆う背景を選択できます。
[オブジェクト除去] ツールを使用して、海面から 1 隻のボートを消去しました。
画像の一部を複製するには
ワークスペースの編集 
1 [ツール] ツールバーで、[クローン ブラシ] ツール を選択します。
2 [ツール オプション] パレットから、ブラシの形状、サイズ、不透明度と他の設定を選択します。
[クローン ブラシ] ツールを使用して、ペイントを再開するたびにソース ポイントをリセットするには、[位置を合わせる] チェック ボックスをチェックします。ペイントする領域をドラッグし続けることで、元の画像で塗りつぶすことができます。チェック ボックスのチェックを外すと、元のソース ポイントからストロークごとに同じデータがコピーされます。
結合されたすべてのレイヤーからのデータを複製する場合は、[すべてのレイヤーを使う] チェック ボックスをチェックします。現在のレイヤーの情報のみを複製する場合は、チェック ボックスのチェックを外します。
3 元の画像で、ソース エリアの中心点を右クリックします。
画像に複数のレイヤーがある場合、ソース エリアを定義する前に、[レイヤー] パレットでレイヤーの名前をクリックします。
4 画像をドラッグして、複製した領域をペイントします。
画像領域を複製する場合は、データがあるソース エリアを選択する必要があります。
画像に選択範囲が含まれている場合は、選択範囲の内側で右クリックして、複製元を設定する必要があります。鉛筆タブレットを使用する場合、Shift キーを押したままにする場合と同じ結果が得られます。
Shift キーを押しながら画像をクリックして、ソース ポイントを設定することもできます。
Alt キーを押しながら画像ウィンドウをドラッグして、動的にブラシのサイズを変更することができます。
写真からオブジェクトを取り除くには
ワークスペースの編集 
1 [ツール] ツールバーで、[オブジェクト除去] ツール を選択します。
2 [ツール オプション] パレットで、[選択モード] ボタンを選択します
3 除去するオブジェクトの周りをドラッグします。
4 [ツール オプション] パレットで、[ソース モード] ボタンを選択します。
画像ウィンドウに、1 つの矩形が表示されます。
5 以前の選択範囲を置き換える領域の上に、範囲ボックスを配置します。
6 サイズを変更するには範囲ボックスのハンドルをドラッグし、回転させるには範囲ボックスの回転ハンドルをドラッグします。
矩形は、除去する領域と同じかそれよりもわずかに大きくすることが推奨されています。
7 [ツール オプション] パレットで、[適用] ボタン をクリックします。
8 [選択範囲] [選択の解除] を選択して、選択範囲を解除します。
 
目的
 
[自由選択] ツールによる選択範囲の境界をぼかす
選択する前に [ツール オプション] パレットの [境界をぼかす] コントロールを調整します。
ソース マテリアルの不透明度を調整する
[適用] ボタンをクリックする前に [ツール オプション] パレットの [不透明度] コントロールを調整します。
すべてのレイヤーまたは現在のレイヤーからソース マテリアルを選択する
すべてのレイヤーからソース マテリアルを選択するには [すべてのレイヤーを使う] チェック ボックスをチェックします (すべてのレイヤーが結合したようになります)。ソース マテリアルを現在のレイヤーからのみ選択したい場合はこのチェック ボックスをチェックしないでください。
ソース マテリアル適用時にエッジをブレンドしてオブジェクトのトーン範囲を使用する
[ツール オプション] パレットで [スマート ブレンド] オプションを選択します。
[オブジェクト除去] ツールを有効にする前に、選択ツールのいずれかを使用して選択範囲を作成することもできます。
Ctrl + D キーを押して、選択範囲を解除することもできます。