画像を調整する : 被写界深度を制御する
 
被写界深度を制御する
被写界深度を制御してフォーカス エリアを作成して、写真の被写体に注意を引き付けることができます。たとえば、花畑の中に人物が写っている写真では、人物にピントを合わせたまま、周囲の花にピンぼけ効果 (ぼかし) を適用できます。
被写界深度効果を適用して、写真の被写体に注意させることができます。
写真の被写界深度とは、ピントが合って見える領域を指します。被写界深度は、カメラと被写体の距離、シャッター速度、絞り設定などのさまざまな要因に左右されます。多くのコンパクト カメラは、ほとんどの画像にピントが合うように、可能な限り小さい絞り設定を使用しています。
フォーカス エリアを選択する
Corel PaintShop Pro では、円形または矩形の選択範囲を作成して、フォーカス エリアをすばやく選択できます。また、領域の周囲をトレースして不規則な形の選択範囲を作成できます。選択範囲を反転することもできます。選択範囲の詳細については、選択範囲を作成する を参照してください。
ぼかし領域を調整する
選択範囲外の領域に適用されたぼかしの量を制御したり、フォーカス エリアとぼかし領域の境界を調整できます。また、Corel PaintShop Pro では円形絞りまたは六角形絞りも選択できます。絞りの形は、フォーカス エリア外に現れるライト パターンに影響する場合があります。この効果は「ぼけ」と呼ばれ、暗い背景の中の小さなピンポイント ライトに最もよく現れます。
[被写界深度] 効果を使用してフォーカス エリアを作成するには
編集ワークスペース 
1 [編集] タブ から、焦点を合わせる領域を選択します。
画像の領域の選択に関する詳細については、選択範囲を作成する を参照してください。
2 [調整] > [被写界深度] を選択します。
[被写界深度] ダイアログ ボックスが表示されます。
3 [ぼかし] スライダーを移動して、フォーカス エリア外に適用されるぼかしの量を調整します。
 
目的
 
選択領域を反転する
[反転] チェック ボックスをチェックします。
ぼかし領域の絞りの形を制御する
次のいずれかのボタンをクリックします。
円形の絞りの形
六角形の絞りの形
フォーカス エリアとぼかし領域の境界を調整する
[境界ぼかし] スライダーを調整します。スライダーを右に移動すると境界のぼかしが強くなり、左に移動するとぼかしが弱くなります。この設定を 0 にすると、エッジがはっきりとして、多くの場合は目的に合いません。通常は、このスライダーを 2 または 3 より小さく設定しないでください。
フォーカス エリアのサイズを微調整する
[フォーカス範囲] スライダーを左に移動すると、フォーカス エリアを縮小できます。スライダーを右に移動すると、フォーカス エリアを選択範囲の端まで拡大できます。
範囲が選択されていない場合には、[被写界深度] ダイアログ ボックス内にある次のいずれかの選択ツールを使用して焦点領域を選択することができます。[円形][フリーハンド][矩形] 、または [ラスタ選択範囲]
選択範囲はフォーカス エリアより多少大きめに作成し、その後 [フォーカス範囲] スライダーを使用して、選択範囲の端を微調整してください。