画像をレタッチして保存する : 画像領域の色を付け直してリアルな効果を演出する
 
画像領域の色を付け直してリアルな効果を演出する
[カラー チェンジャー] ツールを使用すると、画像内のオブジェクトまたは領域の色をリアルに付け直すことができます。[カラー チェンジャー] ツールの設定は、他のツールやコマンド ([塗りつぶし] ツール、ブラシのレタッチの一部、[単色効果] コマンド、[色相/彩度/明度] コマンド、[色相の補正] コマンドなど) とは異なり、特定の色の陰影を考慮します。[カラー チェンジャー] ツールは、画像の明るさを検出および分析し、照明に基づいて色を付け直します。
許容値やエッジのソフトネスの [ツール オプション] パレットの設定を調整して、[ツール オプション] パレットの設定または [マテリアル] パレットの色を変更すると、現在の色の付け直しが更新されます。
[カラー チェンジャー] ツールは、衣服、カーペット、ペイントしたオブジェクトなど、単色のマット オブジェクトで最も効果を発揮します。光沢のあるオブジェクトや反射するオブジェクトではあまり効果がなく、グラデーションやパターンでは使用できません。
クリックするだけで、少女の服の色を変更できます。
[カラー チェンジャー] ツールで色を塗り直すには
編集ワークスペース 
1 [ツール] ツールバーで、[カラー チェンジャー] ツールを選択します。
[カラー チェンジャー] ツールは [塗りつぶし] ツールと同じグループにまとめられています。
2 [マテリアル] パレットの [スタイル] ドロップリストで [色] ボタンをクリックし、単色を選択します。
[マテリアル] パレットが非表示の場合は、[表示] >[パレット]> [マテリアル] を選択します。
リアルな色にするには、([マテリアルのプロパティ] ダイアログ ボックスで) [彩度] の値を 255 (彩度 100%) より 100 に近い値に設定します。
3 [カラー チェンジャー] ポインタを画像内の変更する色に置き、左クリックして前景/枠線の色で色を付け直すか、右クリックして現在の背景/内部の色で色を付け直します。
4 [適用] をクリックして、オブジェクトに色の変更を設定します。
 
目的
 
現在の画像に含まれる色を使用する
[色の選択] ツールを選択し、画像内の使用したい色をクリックした後、[カラー チェンジャー] ツールを選択して再びアクティブにします。
適用する色をすばやく変更する
[適用] をクリックする前に、[マテリアル] パレットで色をクリックします。
色の適用を調整する
[適用] をクリックする前に、[ツール オプション] パレットで次のコントロールのいずれかを調整します。
[許容値] — 現在の色がどの程度その色と一致したら色を付け直すかを決定します。大きい値を設定すると、より多くのピクセルの色が付け直されます。
[エッジのソフト] — 色を付け直されるピクセルの周辺のピクセルに影響を与える度合いを決定します。値を大きく設定すると、色の付け直しがより拡散されます。
[カラー チェンジャー] ツールを使用している間は、色の調整や [ツール オプション] パレットの設定の調整などの操作を元に戻したり、やり直すことができます。
色を付け直す領域を分離するには、選択範囲を作成します。選択範囲の作成の詳細については、選択範囲を作成するを参照してください。
変更しない写真の領域に[カラー チェンジャー]の効果が及ばないようにするには、写真があるレイヤーを複製し、その新しいレイヤーに[カラー チェンジャー]を適用します。次に、[消しゴム] ツールを使用して、色が変更された領域のうち復元する領域を消去します。その後、2 つのレイヤーを結合します。