選択範囲を使う : 選択範囲を保存/ロードする
 
選択範囲を保存/ロードする
再使用する可能性のある複雑な選択範囲を保存することができます。選択範囲は、ファイル、またはアルファ チャネルとして保存することもできます。
選択範囲を保存すると、「.PspSelection」の拡張子が付いた別々のファイルに保存されます。画像に選択範囲をロードすると、Corel PaintShop Pro は、明度、黒以外のピクセル、不透明度のいずれかを基準として新しい選択範囲を作成します。
アルファ チャネルは選択範囲やマスクを保持するための画像のデータ格納領域です。アルファ チャネルとして選択範囲を保存するときには、選択範囲は分割ファイルとしてではなく、画像の一部として格納されます。アルファ チャネルに格納された選択範囲とマスクは、画像の表示には影響を及ぼしません。
「PspImage」ファイル形式以外のファイル形式で画像を保存すると、アルファ チャネルは破棄されます。そのため、画像のマスター データとして常に「PspImage」形式で保存しておくことが最もよい方法です。
「PspImage」 形式の画像のアルファ チャネルに選択範囲を保存すると、その選択範囲を同じ画像または他の画像にロードして使用することができます。
アルファ チャネルに保存した選択範囲が必要なくなった場合、削除することができます。作業中の画像のアルファ チャネルのみを削除することができます。
選択範囲をファイルに保存するには
編集ワークスペース 
1 [選択範囲] > [選択範囲のロード/保存] > [選択範囲をファイルに保存] を選択して、[選択範囲をファイルに保存] ダイアログ ボックスを開きます。
[選択範囲ファイル] グループ ボックスに、Documents\Corel PaintShop Pro\20.0\選択範囲の選択ファイルが表示されます。既定のフォルダを変更する場合や、他のフォルダを追加する場合は、[選択範囲ファイル] ドロップリストにある[ファイルの場所] ボタン をクリックします。
2 [ファイル名] ボックスに、選択範囲の名前を入力します。
3 [保存] をクリックします。
選択範囲をディスクからロードするには
編集ワークスペース 
1 [選択範囲] > [選択範囲のロード/保存] > [ファイルからロード] を選択します。
[ファイルからロード] ダイアログ ボックスが表示されます。
[選択範囲] グループ ボックスにはすべてのフォルダ内の選択範囲ファイルが表示されます。選択範囲を配置する既定のフォルダーを変更するには、選択ドロップリストにある[ファイルの場所] ボタンをクリックします。
2 [選択] ドロップリストから選択範囲を選択します。
3 [操作] グループ ボックスで、次のいずれかのオプションを選択します。
選択範囲の置き換え
現在の選択範囲に追加
現在の選択範囲から除外
4 [選択範囲の作成元] グループ ボックスで、次のいずれかのオプションを選択します。
画像全体の明度
0 以外の値
画像の不透明度
5 [ロード] をクリックします。
アルファ チャネルに選択範囲を保存するには
編集ワークスペース 
1 [選択範囲] > [選択範囲のロード/保存] > [選択範囲をアルファ チャネルに保存] を選択します。
[選択範囲をアルファチャネルに保存] ダイアログ ボックスが表示されます。
2 [アルファ チャネル] グループ ボックスにある、[保存するファイル] ドロップリストから画像を選択します。
画像に存在するアルファ チャネルはすべて、ドロップリストの下にあるプレビュー領域に表示されます。
3 [保存] をクリックします。
選択範囲がアルファ チャネルに保存されます。
 
目的
 
選択範囲を他の画像のアルファ チャネルに保存する
[保存するファイル] ドロップリストで画像名を選択し、[保存] をクリックします。
注意:セカンド画像は、[保存するファイル] ドロップリストで表示されるように、Corel PaintShop Pro であらかじめ開いておく必要があります。
新しいアルファ チャネルの既定の名前を変更する
[名前] ボックスに新しい名前を入力します。
選択範囲を画像のキャンバスの左上に移動する
[キャンバスの左上に移動] チェック ボックスをチェックします。
注意: このオプションは、選択範囲が画像よりも大きいためにキャンバスに表示されない場合に便利です。
アルファ チャネルから選択範囲をロードするには
編集ワークスペース 
1 [選択範囲] > [選択範囲のロード/保存] > [アルファ チャネルからロード] を選択します。
[アルファ チャネルからロード] ダイアログ ボックスが表示されます。
選択範囲の周りの領域を透明か黒で表示する場合は、[プレビュー] グループ ボックスの [透過表示の切り替え] ボタンをクリックします。
2 [ロードするファイル] ドロップリストでは、ロードするアルファ チャネルを含む画像のファイル名を選択します。
注意: Corel PaintShop Pro では、画像は、[ロードするファイル] ドロップリストで表示されるように、あらかじめ開いてある必要があります。
3 [操作] グループ ボックスで、次のいずれかのオプションを選択します。
選択範囲の置き換え
現在の選択範囲に追加
現在の選択範囲から除外
[操作] グループ ボックスのメッセージは、アルファ チャネルが現在の画像のキャンバスでどのような収まりになるかを表します。
注意: もしアルファ チャネルが画像キャンバスに収まりきらなかったり、部分的に収まるだけの場合、[キャンバスの左上に移動] チェック ボックスをチェックして、選択範囲を画像キャンバスに移動することができます。
4 [オプション] グループ ボックスで、次のオプションを選択します。
キャンバスの左上に移動
キャンバスに切り抜く
画像の反転
5 [ロード] をクリックします。
 
目的
 
画像キャンバスの範囲を越える場所の選択範囲を切り抜く
[オプション] グループ ボックスで、[キャンバスに切り抜く] チェック ボックスをチェックします。
元の選択範囲の外側のすべてを選択する
[オプション] グループ ボックスで、[画像の反転] チェック ボックスをチェックします。
アルファ チャネルを削除するには
編集ワークスペース 
1 [画像] > [アルファ チャネルの削除] を選択します。
[アルファ チャネルの削除] ダイアログ ボックスが表示されます。
2 [アルファ チャネル] グループ ボックスのドロップリストから、削除したいアルファ チャネルを選択します。
すべてのアルファ チャネルを削除する場合は、[すべて削除] チェック ボックスをチェックします。
3 [削除] をクリックします。