Web 用に画像を作成する : Web 用に画像を保存する
 
Web 用に画像を保存する
ほとんどの Web ブラウザーは GIF 画像と JPEG 画像に対応していますので、この 2 つの形式が Web 画像の保存に最もよく利用されています。最近のバージョンの Web ブラウザーは、PNG 形式にも対応しています。また、多くの Web ブラウザーが、無線デバイス用のポピュラーな形式である Wireless Bitmap (WBMP) や i-mode 形式に対応しています。
Web 用に画像を保存する場合は、レイヤー、色数、ファイル サイズに注意してください。
レイヤー
現在の Web ブラウザーではレイヤーのある画像を表示することはできないので、Web 用に画像を保存する前にレイヤーを結合する必要があります。
色数
コンピューターによっては、256 色しか表示できない場合があります。Web ページ上の画像にそれよりも多い色数があると、Web ブラウザーが独自のディザーリング方式を使用して画像を表示します。これによって色を歪めてしまう恐れがあります。Web ページに画像を載せる前に 8 ビット (256 色) に減色すれば、画像の表示をより調和させることができます。色数の詳細については、色に関する高度な機能を使用するを参照してください。
Web ファイル形式とファイル サイズ
ファイルのサイズは Web ページにアクセスする大部分のユーザーに影響を及ぼします。画像のファイル サイズが増えれば、ダウンロードにより多くの時間がかかり、閲覧者を余計に待たせることになります。可能な限りの品質を維持しながら、画像のサイズを縮小するファイル形式を使用してください。
Web で使用するために画像を保存するときは、次のファイル形式から選んでください。
GIF -この形式は、線画や似たような色の領域を持つ画像を圧縮します。8 ビット カラー (256 色) をサポートします。GIF には、2 つのバージョンがあります。透過やアニメーションの情報を保存できる 89a と保存できない 87a です。両方ともほとんどのブラウザーが対応していて、可逆圧縮を使用します。
JPEG -この形式は、写真画像を効率的に圧縮します。True Color (24 ビット、1670 万色) をサポートしており、非可逆圧縮を使用します。ほとんどのブラウザーで対応しています。
PNG -ますます普及している形式で、画像を効率的に圧縮します。True Color (24 ビット、1670 万色) をサポートしており、可逆圧縮を使用します。JPEG ほど広く利用されていないため、この形式の機能の中には古いブラウザーで利用できないものがあります。
Wireless Bitmap (WBMP) - この形式は、さまざまな無線デバイスで利用されています。白黒画像で、可逆圧縮を使用します。
非可逆圧縮と可逆圧縮の違い
非可逆圧縮は、ファイル サイズを縮小させるためにデータを削除する圧縮処理です。可逆圧縮は、元の画像データをすべて残したまま、画像内のピクセルのパターンを格納することによって、ファイル サイズを減少します。
画像を結合するには
編集ワークスペース 
[レイヤー] > [結合] > [すべて結合] を選択します。