色やマテリアルを使用する : パターンを使用する
 
パターンを使用する
パターンで描画したり、塗りつぶして面白い効果を作成することができます。Corel PaintShop Pro にはレンガ、ステンドグラス、縞模様など選択できるパターンが数多くあります。画像または画像の一部からパターンを作成することもできます。
パターンを使用すると、インパクトのある画像を作成することができます。ブラシ ストロークとしてパターンを使用したり、パターンで塗りつぶした、またはパターンで枠線を描いた図形やテキストを描画することもできます。パターンを使用して、ひな形や、Web ページの背景として使用するタイルを作成することができます。CD カバー、カレンダー、挨拶状など、背景の面白さが求められるものを作成するのに特に便利です。
重要! パターンを適用できるのは、グレースケールか True Color (24 ビット) の画像だけです。画像の増色の詳細については、画像を増色するを参照してください。
パターンとテクスチャの違い
[マテリアル] パレットで、マテリアルの一部としてパターンもテクスチャも選択することができます。では、パターンとテクスチャは何が違うのでしょうか。
パターンとは、特定の色や詳細を繰り返した不透明な画像のことです。パターンは、単色またはグラデーションと同様にスタイルの一種です。パターンは、現在の前景色や背景色を使用しません。たとえば、[レンガ] パターンを選択して [ペイント ブラシ] ツールでブラシ ストロークを適用すると、レンガ模様のブラシ ストロークが現れます。
テクスチャを使用すると、布で覆われたキャンバスや紙の質感を出すことができます。テクスチャを現在のスタイル (単色など) と組み合わせて使用します。たとえば、「紙」のテクスチャを選択し、前景色に黄色を指定して描画すると、しわになった紙のテクスチャに黄色が彩色されたストロークが現れます。
テクスチャは単色、グラデーション、パターンと同時に適用することができます。これは、パターンとテクスチャを同時に選択できることを意味しています。
現在のパターンを適用するには
編集ワークスペース 
[マテリアル] パレットで、[前景及び ストロークプロパティ] ボックスまたは 背景および[塗りつぶしのプロパティ] ボックスの [スタイル] ドロップリストから [パターン] ボタンをクリックします。
一番最後に選択されたパターンが有効になります。
パターンを選択する
編集ワークスペース 
1 [マテリアル] パレットで次のいずれかの操作を行います。
前景パターンを選択するには、[前景のプロパティ] ボックスをクリックします。
背景パターンを選択するには、[背景のプロパティ] ボックスをクリックします。
[マテリアルのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
2 [パターン] ボタンをクリックします。
3 [パターン] ページでパターンのサムネイルをクリックします。
4 次のコントロールを調整します。
[角度] — パターンの角度または方向を、0 から 359 までの数値で指定します。
[スケール] — 画像の実サイズのスケール (10 から 250) を指定します。この数値が小さいほど、パターンの画像が頻繁に繰り返されることになります。この数値が大きいほど、細部が失われたり、ぼやけてしまう可能性があります。
5 [OK] をクリックします。
 
その他の可能な操作
 
後で使えるようにこのパターンをサンプルとして保存する
[パレットに追加] ボタンをクリックします。
現在のマテリアルをすべてのツールに適用する
[マテリアル] パレットの [すべてのツール] チェック ボックスをチェックします。このチェック ボックスのチェックを外すと、現在のマテリアルは使用中のツールにのみ適用されます。
[パターン] ページのパターンのプレビューにあるコントロール ニードルをドラッグすることでも、パターンの角度を変更できます。
作業中の画像または選択範囲をパターンとして使用するには
編集ワークスペース 
1 使用する画像を開きます。
2 画像の一部をパターンとして選択するには、画像の中に選択範囲を作成します。
[マテリアルのプロパティ] ダイアログ ボックスの [パターン] ページにある [パターン] サムネイルにパターンが表示されます。
画像をパターンとして保存するには
編集ワークスペース 
1 Corel PaintShop Pro やその他のアプリケーションを使用して画像を作成します。
2 Corel PaintShop Pro のプログラムがインストールされたフォルダーの「パターン」フォルダーか、MyDocuments/Corel PaintShop Pro/20.0/パターン フォルダーに、画像ファイルを保存します。
[マテリアルのプロパティ] ダイアログ ボックスの [パターン] タブにある [パターン] ドロップリストにパターンが表示されます。
パターン ファイルの既定の場所を変えるには、[その他のオプション] ボタンをクリックし、[ファイルの場所] を選択します。ファイルの場所の設定についての詳細は、ファイルの場所を設定するを参照してください。