タスクを自動化する : ファイルを一括で処理する
 
ファイルを一括で処理する
[一バッチ処理] 機能を使って複数のファイルを処理することで、時間を節約できます。一バッチ処理機能を使って、共通タスクや特定の操作を実行することができます。たとえば、次の方法があります。
ファイルのコピー
ファイル名を変更する
ファイル形式を変換する
場所情報やその他の EXIF データなどのメタデータを追加または削除する
透かしを加える
サイズの変更
複数のファイルにスクリプトを適用する
ピクチャ フレームの追加
[一バッチ処理] ダイアログボックスは次の 3 つのページに分かれています。[写真の追加][一バッチアクション][出力設定][一バッチアクション] は任意ですが、一バッチ処理を実行する前に [出力設定] を確認する必要があります。
ファイルを一バッチ処理するには
1 [ファイル] > [一バッチ処理] をクリックします。
2 [一バッチ処理] ダイアログボックスの [写真の追加]ページで、追加 をクリックし、処理したいファイルを選択します。
3 [次へ] をクリックします。
4 [一バッチアクション] ページで、次のいずれかの操作を選択します。
[情報の追加] — キャプションの表示と画像に関する EXIF 情報について詳しくは、 画像にキャプション及び情報を表示するを参照してください。
[透かし] — 透かしの追加について詳しくは、透かしを追加するを参照してください。
[サイズの変更] — サイズの変更について詳しくは、“画像のサイズを変更する” on page 236を参照してください。
[スクリプト] — ひとつ以上のスクリプトについては、対象のチェックボックスをオンにします。[静的モード] を有効にすると、スクリプトに関連するダイアログボックスが表示されなくなります(一バッチ処理でユーザーによる入力の手間を省くことができます)詳しくは、スクリプト ツールと機能を使用するを参照してください。
[ピクチャ フレーム] — ピクチャ フレームについて詳しくは、“画像にピクチャ フレームを追加する” on page 538を参照してください。
5 [次へ] をクリックします。
6 [出力設定]ページで、次のいずれかの設定を変更します。
[出力先フォルダ][新規] を有効にし、フォルダの場所に移動するか、 [元画像] を有効にしてソースフォルダに保存します。
[ファイル名] — ファイルの名前を変更するには、[名前の変更] を有効にし、[変更]をクリックして [名前の変更] オプション リストから選択し、[追加] をクリックします。現在の日付、文書名、残りの処理内のファイル位置、現在の時間、および文字列付きでファイルの名前を変更することができます。
[名前のコンフリクト] — 同じ名前のファイルが 2 つある場合に、適用したいオプションを有効化します。
[ファイル形式] — ファイルの形式を選択します。ファイル形式の設定を変更したい時は、[オプション] をクリックします。
[セキュリティ機能][EXIF 情報を削除] を有効にすると、処理するファイルから EXIF メタデータを全て削除します。また、[場所情報を削除] を有効にすると GPS 座標を削除します。Digimarc 透かしを追加するには、[透かしの埋め込み] を有効にします。
7 [開始] をクリックして、一バッチ処理を開始します。
 
目的
 
一括設定を保存する
[一バッチアクション] ページで [バッチを保存] をクリックし、バッチファイルを保存したいフォルダに移動してファイル名を入力します。
前回保存したバッチ設定を使う (.pba ファイル)
[一バッチアクション] ページで [バッチをロード] をクリックし、バッチの設定ファイルに移動します。
複数のファイルを新しい形式に変換するには
ワークスペースの編集 
1 [ファイル] [一バッチ処理] を選択して、[一バッチ処理] ダイアログ ボックスを開きます。
2 [参照] をクリックして、[ファイルの選択] ダイアログ ボックスから処理するファイルを選択します。
隣接する複数のファイルを選択するには、Shift キーを押したままクリックします。隣接していない複数のファイルを選択するには、Ctrl キーを押したままクリックします。
3 [選択] をクリックします。
[一バッチ処理] ダイアログ ボックスの [処理するファイル] リストに、選択したファイルが表示されます。
4 [保存モード] グループ ボックスで、以下のオプションを選択します。
[新しい種類] - 最も基本的なオプションです。[保存オプション] グループの [ファイルの種類] に新しい出力の種類が設定された場合のみ処理を行います。このオプションでスクリプトを実行することもできます。このオプションは、ファイルを読み込み、(定義されていれば) スクリプトをファイルに対して実行し、ファイルを新しい場所/名前で保存し、新しいファイル形式に変換します。
[コピー] - このオプションは、[スクリプト] グループ ボックスでスクリプトが定義されている必要があります。このオプションは、ファイルを読み込み、ファイルに対してスクリプトを実行し、ファイルを新しい場所/名前で保存します。このオプションを選択すると、[保存オプション] グループ ボックスの [ファイルの種類] フィールドと [オプション] ボタンは利用できなくなります。
[上書き] - このオプションは、[スクリプト] グループ ボックスでスクリプトが定義されている必要があります。このオプションは、ファイルを読み込み、ファイルに対してスクリプトを実行し、ファイルを元の場所に保存します (元ファイルは上書きされます)。このオプションでは、[保存オプション] グループ ボックスのすべてのオプションが利用できなくなります。
5 [オプション] をクリックして、[保存オプション] ダイアログ ボックスを開きます。
注意: すべてのファイル形式に対応するオプションがあるわけではありません。選択したファイル形式にオプションがない場合、[オプション] ボタンは使用できません。
6 [フォーマット][エンコーディング] のグループ ボックスからオプションを選択します。
7 [開始] をクリックすると、[一バッチ処理の進行状況] ダイアログ ボックスが開き、一括変換が始まります。
[現在の処理] パネルにはファイル名と処理の状態が表示されます。[処理のプログレス] バーに処理の進行状況が表示されます。
8 [OK] をクリックします。
別の出力フォルダーを指定しないと、変換後のファイルはソース ファイルと同じフォルダーに保存されます。
 
目的
 
変換されたファイルの名前を変更する
[変更] をクリックして、[名前の変更オプション] リストからオプションを選択し、[追加] をクリックします。現在の日付、文書名、残りの処理内のファイル位置、現在の時間、および文字列付きでファイルの名前を変更することができます。
変換を停止する
[キャンセル]をクリックします。
ファイル形式の変換中にスクリプトを実行する
[スクリプト] グループ ボックスで [スクリプトを使用] チェック ボックスをチェックし、ドロップリストからスクリプトを選択します。
ログ ファイルを保存する
[一バッチ処理の進行状況] ダイアログ ボックスで、[ログの保存] をクリックし、ログを保存するフォルダーを選択します。
複数のファイルでスクリプトを実行するには
ワークスペースの編集 
1 [ファイル] [一バッチ処理] を選択して、[一バッチ処理] ダイアログ ボックスを開きます。
2 [参照] をクリックして、[ファイルの選択] ダイアログ ボックスを開きます。
3 ファイルが保存されているフォルダーを選択します。
4 次のいずれかの操作を行います。
隣接するファイルを選択するには、Shift キーを押しながらファイルをクリックします。
隣接していないファイルを選択するには、Ctrl キーを押しながらファイルをクリックします。
5 [選択] をクリックします。
[一バッチ処理] ダイアログ ボックスの [処理するファイル] リストに、ファイルが表示されます。
6 [保存モード] グループ ボックスで、以下のいずれかのオプションを選択します。
[新しい種類] - スクリプトを実行し、処理されたファイルを新しいファイルの種類として保存します。出力ファイルを他のフォルダーに保存する場合は、[参照] をクリックします。
[上書き] - スクリプトを実行し、ファイルを元の場所に保存し、元のファイルを上書きします。
[スクリプト保存] - スクリプトを実行しますが、ファイルの保存は行いません。スクリプトがファイルに対して保存を実行する場合に、このオプションを使用します。
[コピー] を選択する場合、[変更] をクリックし、[名前の変更オプション] リストからオプションを選択して [追加] をクリックすることで、変換されたファイルの名前を変更することができます。現在の日付/時間、文書名、残りの処理内のファイル位置、および文字列付きでファイルの名前を変更することができます。
[上書き] を選択した場合、ファイルごとに上書きを確認するのを避けるために [エラー時に停止] チェック ボックスのチェックを外すことができます。
7 [スクリプト] グループ ボックスで、[スクリプトを使用] チェック ボックスをチェックします。
8 ドロップリストからスクリプトを選択します。
9 [開始] をクリックします。
[一バッチ処理の進行状況] ダイアログ ボックスが開き、一括変換が始まります。[現在の処理] パネルにはファイル名と処理の状態が表示されます。[処理のプログレス] バーに処理の進行状況が表示されます。
10 [OK] をクリックします。
 
目的
 
スクリプトを停止する
[キャンセル]をクリックします。
Corel PaintShop Pro がエラーを検出したら、スクリプトを停止する
[エラー時に停止] チェック ボックスをチェックします。この項目がチェックされていないと、プログラムは停止せずにすべての画像を処理します。エラー メッセージは、[一バッチ処理の進行状況] ダイアログ ボックスに表示されます。
スクリプトを静的モードで実行する
[静的モードでスクリプトを実行する] チェック ボックスをチェックします。
ログ ファイルを保存する
[一バッチ処理の進行状況] ダイアログ ボックスで、[ログの保存] をクリックし、ログを保存するフォルダーを選択します。