クローン ブラシまたはオブジェクト除去による傷やオブジェクトの除去

---

クローンによる画像領域のコピーまたは修正

クローン ブラシ ツールは、画像のある領域（ターゲット）を画像の別の部分（ソース）でペイントすることを可能にする、修正およびコピーの万能ツールです。同じレイヤー、画像内の別のレイヤー、結合された画像、または別の画像のレイヤーの一部をペイント元にすることができます。

デフォルトでは、ターゲット領域にポインタを合わせたときにソース マテリアルの半透明のオーバレイ（[オーバレイの表示] オプション）が表示されます。オーバレイは、作業中にソースを確認するのに役立つプレビューとして機能します。

[クローン ブラシ] ツールを使用して、左側の写真から壁のひび割れを除去しました。

オブジェクト除去によるオブジェクトの除去

周囲の領域の色やテクスチャが相当に均等であれば、[オブジェクト除去] ツールを使用して、オブジェクトを除去することができます。このツールは、[クローン ブラシ] ツールと同様に除去する領域を指定し、領域を覆う背景を選択できます。

[オブジェクト除去] ツールを使用して、海面から 1 隻のボートを消去しました。

画像の一部を複製するには

画像領域を複製する場合は、データがあるソース エリアを選択する必要があります。

画像に選択範囲が含まれている場合は、選択範囲の内側で右クリックして、複製元を設定する必要があります。鉛筆タブレットを使用する場合、Shift キーを押したままにする場合と同じ結果が得られます。

Shift キーを押しながら画像をクリックして、ソース ポイントを設定することもできます。

Alt キーを押しながら画像ウィンドウをドラッグして、動的にブラシのサイズを変更することができます。

写真からオブジェクトを取り除くには

 

目的
自由選択ツールで選択範囲を作成する	選択する前に [ツール オプション] パレットの [境界をぼかす] コントロールを調整します。
ソース マテリアルの不透明度を調整する	[適用] ボタンをクリックする前に [ツール オプション] パレットの [不透明度] コントロールを調整します。
すべてのレイヤーまたは現在のレイヤーからソース マテリアルを選択する	[すべてのレイヤーを使う] チェック ボックスをチェックして、すべてのレイヤーが結合されているかのように、そこからソース マテリアルを選択します。ソース マテリアルを現在のレイヤーからのみ選択したい場合はこのチェック ボックスをチェックしないでください。
ソース マテリアル適用時にエッジをブレンドしてオブジェクトのトーン範囲を使用する	[ツール オプション] パレットで [スマート ブレンド] オプションを選択します。

[オブジェクト除去] ツールを有効にする前に、選択ツールのいずれかを使用して選択範囲を作成することもできます。

Ctrl + D キーを押して、選択範囲を解除することもできます。