効果を適用する : ピクチャ チューブ ツールを使用する
 
ピクチャ チューブ ツールを使用する
[ピクチャ チューブ] ツールを使用して、オブジェクトのコレクションでペイントすることができます。たとえば、蝶や昆虫をピ クニックの写真に追加したり、花を使った写真のフレーム (枠) を作成することができます。Corel PaintShop Pro に含まれているピクチャ チューブを使用したり、オリジナルを作成することができます。
[ピクチャ チューブ] ツールを使用すると、設定したさまざまな画像を写真に適用して、オリジナルな効果を作成することができます。
ピクチャ チューブは、PspTube ファイルです。各ピクチャ チューブ ファイルは、セルと呼ばれる行と列に整列された一連の画像から構成されています。ピクチャ チューブには、いくつのセルでも持つことができます。[ピクチャ チューブ] ツールでペイントすると、Corel PaintShop Pro は、ピクチャ チューブの中の 1 つの画像でペイントして、その後に他の画像をペイントします。ピクチャ チューブの多くは、独立した画像 (動物園の動物など) を作成しますが、チューブによっては、連続的な画像 (草地など) のような効果を作成します。
各ピクチャ チューブ ファイルには、一連の画像が用意されています。
ピクチャ チューブの画像は、後で簡単に編集できるように別のレイヤーにペイントすると便利です。
重要! [ピクチャ チューブ] ツールは、ベクター レイヤー上では使用できません。
さらにピクチャ チューブを入手する方法
自分でピクチャ チューブを作成することもできます。アプリケーションの旧バージョンのピクチャ チューブを使用することもできます。詳細については、アプリケーションの旧バージョンのピクチャ チューブを使用するには を参照してください。
Web から無料のピクチャ チューブをダウンロードすることもできます。Corel Web サイト (www.corel.jp) にアクセスするか、オンライン検索エンジンで「無料 ピクチャ チューブ」というキーワードを入力して検索してください。
重要! このツールは、グレースケールとフルカラー (24 ビット) の画像のラスター レイヤー上でのみ使用することができます。256 色以下の色数のラスター画像に対してこのツールを使用すると、画像が自動的に適切な色数に変換されます。ベクター レイヤーをラスター レイヤーに変換するには、[レイヤー] > [ラスター レイヤーに変換] を選択します。画像の増色の詳細については、画像を増色するを参照してください。
ピクチャ チューブの設定
[ツール オプション] パレットの [設定] ボタンをクリックすると、[ピクチャ チューブの設定] ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスを使用して、[ツール オプション] パレットの現在の設定を更新し、ピクチャ チューブの現在の外観を変更することができます。[このピクチャ チューブの既定値として保存する] をチェックして、設定を既定値にすることもできます。
[チューブ名]/[ファイル名] — ピクチャ チューブの名前とパスは、このダイアログの上部に表示されます。
[セルの配列][セルの列] フィールドと [セルの行] フィールドに現在のチューブのセルのレイアウトが表示されます。これらの値の範囲はチューブの作成方法によって異なります。[セル合計] フィールドには、[セルの列][セルの行] で乗算した値が表示されます。
[配置オプション] — これらの設定を変更すると、ツール オプション パレットの対応する設定が更新されます。拡大/縮小の設定はすべてのピクチャーチューブに対応していません。
[このピクチャ チューブの既定値として保存する] — [ピクチャ チューブの設定] ダイアログで行った変更を保存する場合は、このチェック ボックスをチェックします。このチェック ボックスをチェックしないと、変更は、現在使用しているピクチャ チューブにのみ適用されます。
ピクチャ チューブでペイントするには
編集ワークスペース 
1 [ツール] ツールバーで、[絵画 チューブ] ツールを選択します。
2 [ツール オプション] パレットで、[ピクチャ チューブ] ドロップリストからピクチャ チューブを選択します。
注意: ほとんどのピクチャ チューブのプレビューには、ピクチャ チューブ内のすべての画像ではなく最初の画像が表示されます。すべての画像を表示するには、ピクチャ チューブを選択してペイントするか、Corel PaintShop Pro で .PspTube ファイルを開きます。
3 必要に応じて、以下のオプションを調整します。
[スケール] — ピクチャ チューブの各画像とステップのレベルを縮小または拡大する割合 (10% から 250%) を決定します。
[ステップ] — ペイントした各ピクチャ チューブの中心間のピクセル単位での距離 (1 から 500) を決定します。
[配置モード] — 画像の配置方法を決定します。[連続] を選択し、ステップごとに画像を均等に配置するか、[ランダム] を選択し、1 ピクセルからステップ サイズまでの間隔で画像をランダムに配置します。
[選択モード] — Corel PaintShop Pro がピクチャ チューブ ファイル内のセルから画像を選択する方法を決定します。[方向] は、ドラッグした方向に基づいて画像を選択します。[順番] は、左上から右下まで 1 つずつ画像を選択します。[筆圧] は、筆圧感知タブレットで適用する筆圧に基づいて画像を選択します。[ランダム] は、画像をランダムに選択します。[速度] は、ドラッグする速さに基づいて画像を選択します。
4 画像ウィンドウで、1 つのピクチャ チューブ画像でペイントするにはクリックし、複数のピクチャ チューブ画像でペイントするにはドラッグします。
現在のピクチャ チューブの動作をさらに変えることができます。[ツール オプション] パレットの [設定] ボタンをクリックし、[ピクチャ チューブの設定] ダイアログ ボックスで設定を調整します。
ピクチャ チューブを作成するには
編集ワークスペース 
1 [表示] > [グリッドとガイドのプロパティ] を選択します。
2 [グリッド] タブをクリックします。
3 [現在の画像の設定] グループ ボックスで、[横の間隔][縦の間隔] を入力/設定し、[OK] をクリックします。
注意: グリッド位置の値は、セルの幅と高さに対応するピクセル単位の値です。このセルのサイズより大きい画像は使用できません。
4 [ファイル] > [新規] を選択します。
[画像の新規作成] ダイアログ ボックスが表示されます。
5 以下のオプションを設定します。
[画像サイズ] — 横と縦のグリッドの間隔の倍数で幅と高さ (ピクセル単位) を設定します。画像の幅と高さによって画像内のセルの総数が決まります。たとえば、グリッドの間隔が 100 ピクセルの場合は、幅が 400 ピクセルで高さが 300 ピクセルの画像を作成できます。この場合は、12 個のセルが生成されます (横に 4 列、縦に 3 行)。
[画像の特性] — レイヤーの種類として [ラスター画像] を選択し、色数として [8 ビット/チャネル] または [16 ビット/チャネル] を選択し、[透過] チェック ボックスをチェックします。
6 [OK] をクリックします。
グリッドが表示されていなければ、[表示] > [グリッド] を選択します。
7 それぞれのグリッド枠に画像を作成します。これらの枠がピクチャ チューブのセルになります。
セルのサイズを変更するには、グリッド サイズを変更してから、[キャンバスのサイズ] コマンドを使用します。
8 [ファイル] > [エクスポート] > [ピクチャ チューブ] を選択します。
[ピクチャ チューブのエクスポート] ダイアログ ボックスが表示されます。
9 以下のオプションを設定します。
[セルの配列] — セルの列数と行数を入力します。これらのフィールドをステップ 7 の画像の配列と一致するように設定します。[セル合計] フィールドはチューブ ファイルに配置した画像の数に一致する必要があります。
[配置オプション] — このピクチャ チューブの既定オプションを選択します。これらのオプションは、ピクチャ チューブの適用時に変更できます。
[チューブ名] — チューブのファイル名を入力します。ファイル名には、.PspTube 拡張子が自動的に追加されます。
10 [OK] をクリックします。
現在のピクチャ チューブの動作をさらに変えることができます。[ツール オプション] パレットの[設定]ボタンをクリックし、[ピクチャ チューブの設定] ダイアログ ボックスで設定を調整します。
画像全体を 1 つのペイント ブラシとして使用するには、その画像をピクチャ チューブとしてエクスポートします。1 つ下のセルが横切るようなセルのセル配列を使用します。この画像には、背景ではないラスター レイヤーが 1 つ含まれている必要があります。背景をレイヤーに変換するには、[レイヤー] > [背景をレイヤーに変換] を選択します。[ピクチャ チューブ] ツールを選択し、作成した新しいピクチャ チューブを選択します。
アプリケーションの旧バージョンのピクチャ チューブを使用するには
編集ワークスペース 
1 [ツール] ツールバーから [絵画チューブ] ツールを選択します。
2 [ツール オプション] パレットで、[設定] ドロップリストをクリックし、[ファイルの場所] ボタンをクリックします
3 [ファイルの場所] ダイアログ ボックスの [ファイルの種類] リストから [ピクチャ チューブ] を選択します。
4 [追加] ボタンをクリックします。
[フォルダーの参照] ダイアログ ボックスが表示されます。
5 ピクチャ チューブの旧バージョンが保存されているフォルダーを選択して、[OK] をクリックします。
そのフォルダーへのパスがピクチャ チューブ ファイルのフォルダーのリストに追加されます。
6 [OK] をクリックします。