被写界深度を制御してフォーカス エリアを作成して、写真の被写体に注意を引き付けることができます。たとえば、花畑の中に人物が写っている写真では、人物にピントを合わせたまま、周囲の花にピンぼけ効果 (ぼかし) を適用できます。
被写界深度効果を適用して、写真の被写体に注意させることができます。
写真の被写界深度とは、ピントが合って見える領域を指します。被写界深度は、カメラと被写体の距離、シャッター速度、絞り設定などのさまざまな要因に左右されます。多くのコンパクト カメラは、ほとんどの画像にピントが合うように、可能な限り小さい絞り設定を使用しています。
PaintShop Pro では、円形または矩形の選択範囲を作成して、フォーカス エリアをすばやく選択できます。また、領域の周囲をトレースして不規則な形の選択範囲を作成できます。選択範囲を反転することもできます。選択範囲の詳細については、選択範囲を作成する を参照してください。
選択範囲外の領域に適用されたぼかしの量を制御したり、フォーカス エリアとぼかし領域の境界を調整できます。また、PaintShop Pro では円形絞りまたは六角形絞りも選択できます。絞りの形は、フォーカス エリア外に現れるライト パターンに影響する場合があります。この効果は「ぼけ」と呼ばれ、暗い背景の中の小さなピンポイント ライトに最もよく現れます。
範囲が選択されていない場合には、[被写界深度] ダイアログ ボックス内にある次のいずれかの選択ツールを使用して焦点領域を選択することができます。[円形] 、[フリーハンド]
、[矩形]
、または [ラスタ選択範囲]
。
選択範囲はフォーカス エリアより多少大きめに作成し、その後 [フォーカス範囲] スライダーを使用して、選択範囲の端を微調整してください。