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オーディオ クリップからノイズを除去する
Sound Editor では、レコードやテープなどのアナログ オーディオ ソースにありがちなノイズを除去できます。また、さまざまな方法でオーディオ クリップをエンハンスできます。たとえば、イコライゼーションや低音を調整したり、サウンドを軽快にしたり、ビニール LP レコードから録音したオーディオのノイズを除去するために「クリック音除去」効果を適用したりできます。
 
注意: オーディオ クリップに適用した効果をプレビューする際には、バイパス オプションを選択すると、効果を適用しない状態でオーディオ クリップをプレビューできます。この機能は、効果を適用したときと適用しないときとでサウンドがどのように違うかを比較する場合に便利です。
オーディオ クリップからノイズを除去するには:
1 ノイズを除去するオーディオ クリップの部分を選択します。
ヒント: 複数のノイズ除去効果を適用する場合は、効果を適用するたびにそれらの効果が互いに「重なり」合います。このため、1 つの効果を適用するたびにオーディオ クリップを再生し、それを調整してから次の効果を適用することをお勧めします。
2 クリップ エディター ツールバーのオーディオをクリーン アップをクリックします。
3 次のいずれかのコマンドを選択します。
ヒント: 波形の選択領域を右クリックして効果を適用することもできます。
n クリーン:ビニール レコードにありがちなノイズを除去します。以下の任意の設定を適用できます。
n クリック音除去(強度):明瞭なクリック音の強度
n クラックル除去(強度):レコードにありがちな「クラックル」音の強度
n ノイズ除去(しきい値):ヒスノイズとランブル音のしきい値
n ノイズ(強度):ヒスノイズとランブル音の強度
n エンハンサ:以下のいずれかの領域を使ってサウンドをエンハンスできます。
n 低音:低音をエンハンスするには、このオプションを選択します。
n エキサイト:サウンドをより軽快にするには、このオプションを選択します。
n マスター音量付きイコライザー(10 帯域):10 個のサウンド周波数帯域に対して振幅(音量)を増減できます。イコライザー効果には、全体的なサウンド出力レベルを増減するためのマスター音量コントロールも含まれています。左右のステレオ チャネルをリンクしてマスター音量コントロールを使用するには、チャンネルをリンクするチェックボックスをオンにします。
以下の任意のプリセットを選択できます。
n カスタム:周波数を手動で調整する場合は、このオプションを選択します。カスタム プリセットの操作は、調節するサウンド周波数を知らない限り、試行錯誤しながら行うことになります。一度に 1 つの周波数帯域だけを調整し、その成果を確かめてから次の周波数帯域を調整するようにした方が簡単かもしれません。
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n リセット:周波数をデフォルト値にリセットする場合は、このオプションを選択します。
n 減衰:波形の中央部の音量を小さくします。
n +低音:低周波数サウンドの音量を上げます。
n +高音:高周波数サウンドの音量を上げます。
n +音声:音声の音量を上げます。
n ノイズ除去:録音された音声内の持続する背景ノイズを最小限に抑え、全体的に音質を改善できます。例えば、マイクに吹き付ける風の音を最小限に軽減させ、話者の声をよりクリアに聞えるようにできます。詳しくは、以下の「ノイズ除去を適用するには」をご覧ください。
クリップにノイズ除去を適用するには
1 [プロジェクト ビュー] で、対象とするクリップを選択します。クリップの 1 セクションのみのノイズを除去したい場合は、[クリップ エディター] で、音声クリップの部分を選択します。
2 [クリップ エディター] ツールバーで、[オーディオをクリーンアップ] > [ノイズ除去] をクリックします。
3 [ノイズ除去] のダイアログ ボックスで、[手順 1] の [ノイズを選択] ボタンをクリックします。
4 波形のある領域で、削除したいノイズのみがある波形のセクション上(強化したい音声は含まない領域)をドラッグし、[ノイズのプロファイルを作成] ボタンをクリックします。
5 [手順 2] で、[音声をプレビュー] を選択、または [ノイズをプレビュー] オプションを選択して [プレビュー] ボタンをクリックします。
6 次のような設定を調整することができます。
n 除去:ノイズ減量を設定します。値が高いほどノイズを除去できますが、保持したい音声に存在する重複する周波数をも除去されてしまうことも考慮に入れた上で、最良の結果になる値を選択します。
n 感度:ノイズのサンプルの周波数の範囲を指定します。値が低いほどノイズのプロファイルのサンプルによりよくマッチしますが、値が高いと範囲が広がります。選択した [ノイズをプレビュー] オプションをプレビューすると、 最適な [感度] の設定をよりよく決定できます。
n スムーズ化:スムーズ化の値を指定することで、ノイズが軽減された音声の不均衡さを軽減します。値が高いほど音声をスムーズにできますが、明瞭さが低下する可能性もあります。
以下も参照してください: