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効果を使ってオーディオ クリップをエンハンスする
サウンド エディタでは、オーディオ効果をオーディオ クリップ全体に、またはオーディオ クリップの選択した領域だけに適用することもできます。
オーディオ クリップは、さまざまな方法でエンハンスできます。たとえば、おもしろい処理音をオーディオに追加したり、旧式のオーディオ装置で再生しているようなアナログ録音サウンドをシミュレートしたりできます。
注意: オーディオ クリップに適用した効果をプレビューする際には、[バイパス] オプションを選択すると、効果を適用しない状態でオーディオ クリップをプレビューできます。この機能は、効果を適用したときと適用しないときとでサウンドがどのように違うかを比較する場合に便利です。
効果を使ってオーディオをエンハンスするには
1 効果を適用するオーディオ クリップの部分を選択します。
ヒント: 複数のオーディオ効果を適用する場合は、効果を適用するたびにそれらの効果が互いに「重なり合い」ます。このため、1 つの効果を適用するたびにオーディオ クリップを再生し、それを調整してから次の効果を適用することをお勧めします。
2 クリップ エディタのツールバーで、[サウンド効果] をクリックします。
 
3 次の効果の中から選択します。
ヒント: 波形の選択領域を右クリックして効果を適用することもできます。
n [エイリアナイザ]:楽しい、ドラマチックな効果を適用できます。[エイリアン 1] および [エイリアン 2] コントロールを組み合わせて、メタリック効果や「エイリアン」効果の範囲を調節します。
n 音声除去:音楽から音声を除去します。この機能は、1 つの音声を除去するときに最も効果を発揮します。高度に演出されたボーカルや混合ボーカルは除去できないことがあります。
n デジタル ホール:さまざまなレベルの音響やエコーを使用して、密閉空間で音楽を聴いているような効果を与えます。シミュレーション環境を [ボックス]、[部屋]、[教会]、または [大聖堂] の中から選択します。ボックス、部屋、教会、または大聖堂のグラフィック イメージ上をドラッグすることによって、[部屋サイズ] を調整します。
n マチュアライザ:雑音を含む LP レコードや古いオーディオ装置で録音した音の悪いオーディオ テープなど、ひと昔前に聴いていたサウンドを再現できます。5 つの領域のうち 1 つまたは複数の設定を適用できます。[ノイズ]、[ハム音]、[クラックル音]、[クリック音]、および [AM ラジオ]。
n モノラル‐ステレオ:モノラル信号からシミュレートされたステレオ信号を作成します。
n 正規化:クリップの音量を一定レベルに設定します。この効果を使用する前に、ミックス エディタ(使用可能な場合)でレイヤーのクリップをすべて選択し、[クリップを結合] をクリックします。
n マスター音量付きパラメトリック イコライザー(4 帯域):4 つの周波数帯域の振幅(音量)を増減できます。また、各周波数帯の帯域幅と中心周波数も調節できます。この効果には、全体的な出力レベルを増減するためのマスター音量コントロールも含まれています。
n ピッチのスケーリング:速度はそのまま変えずにオーディオのピッチを調節できます。ピッチを調整するには、[ピッチ](半音)または [スケール] (%)のスライダーを移動させて設定します。注意:ピッチは、最初は 0 に設定されています。1 オクターブには、12 個の半音があります。
n ロボボイス:ロボボイスはエイリアナイザに似た効果で、オーディオにおもしろい「プロセス」サウンドを追加します。[ハーモナイズ] および [メタライズ] 設定を調節して、再生リストにロボティックな雰囲気を与えます。効果を微妙に変化させるには、[スプレッド] チェックボックスをオンにします。
n ステレオ エンハンサ:ステレオ信号における左右チャネルの分離量を調節できます。
n タイム ストレッチ:音声のピッチはそのまま変えることなく、クリップ全体またはクリップのセクションの長さを伸縮できます。ピッチを維持するには、チェックボックスの [音声のピッチを保管] が有効になっていることを確認してください。長さを変更するには、[速度] スライダーをドラッグするか、[新しい長さ] のボックスに長さの値を入力します。
以下も参照してください: